メカ設計計算ツール

T-N 線図(回転数-トルク特性)

モータのデータシートの仕様値(定格トルク・瞬時最大トルク・定格回転数・最高回転数)から T-N 線図を描き、運転条件のピークトルクと実効トルクが、短時間運転領域・連続運転領域に入るかを確かめます。計算はすべてブラウザ上で行われます。

モータ(データシートの仕様値)

N·m
N·m
rpm
rpm

最高回転数でのトルク(任意:カタログの線図から読んだ値)

N·m
N·m

空欄なら、定格回転数より上は「仕様値からは決まらない」範囲とし、仮の線(出力一定の目安)を破線で描きます。

運転条件(任意)

rpm
N·m
N·m

モータ軸の値を入れます。RMS トルク計算の結果を引き継げます。

計算結果

012340100020003000400050006000回転数 [rpm]トルク [N·m]最高回転数短時間運転領域連続運転領域斜線:仕様値からは決まらない(破線は仮の線)ピーク 2 N·m実効 0.8 N·m
橙の線:瞬時最大トルク(短時間運転領域の上限)、青の線:定格トルク(連続運転領域の上限)。定格回転数より上の斜線の範囲は、データシートの仕様値だけでは上限が決まりません(電源電圧などで下がり方が変わる)。破線は、定格回転数での出力が一定とした仮の線(目安)で、実際の線図ではありません。カタログの線図から最高回転数でのトルクを読んで入れると、直線で描きます。

ピークトルク2 N·m → 短時間運転領域に

入る

3000 rpm での上限 3.82 N·m に対して 52.4%

実効トルク0.8 N·m → 連続運転領域に

入る

3000 rpm での上限 1.27 N·m に対して 63%

定格出力(計算値)データシートの定格出力とほぼ同じなら、トルク・回転数の読み違いはありません399W
計算式・途中計算を見る ▼
連続運転領域:
その回転数で連続して出せるトルクの範囲。実効トルクがこの中に入る必要があります。
短時間運転領域:
加速・減速のときなど、短い時間だけ出せるトルクの範囲。ピークトルクがこの中に入る必要があります。

入力(SI単位に換算)

1. 定格出力(データシートの値との照合)

2. ピークトルクと短時間運転領域(運転の最高回転数 n の位置)

3. 実効トルクと連続運転領域(運転の最高回転数 n の位置)

※ 途中式の数値は有効数字6桁で表示しています。

ここまで:計算ツール

T-N 線図について詳しく知る

T-N 線図(回転数-トルク特性)とは

T-N 線図(回転数-トルク特性、N-T 特性とも呼ぶ)は、モータがそれぞれの回転数で出せるトルクを表した図です。横軸が回転数、縦軸がトルクで、サーボモータでは次の2つの領域に分かれます。

  • 連続運転領域:連続して出し続けられるトルクの範囲。上限は定格トルク です。これを超えて回し続けると、モータが過熱します
  • 短時間運転領域:加速・減速のときなど、短い時間だけ出せるトルクの範囲。上限は瞬時最大トルク です

呼び方はメーカーによって異なり、「連続使用領域・反復使用領域」「連続動作領域・加減速領域」などとも呼ばれます(英語では continuous duty zone・intermittent duty zone など)。カタログでは、機種ごとの「回転速度-トルク特性」の図に描かれています。

モータ選定の最後に、運転条件(ピークトルク・実効トルク・回転数)がこの領域に入っているかを確かめます。トルクの値だけでなく、その回転数で出せるかを見るのが T-N 線図を使う理由です。

定格出力・定格トルク・定格回転数の関係

定格出力 ・定格トルク ・定格回転数 には、次の関係があります。

たとえば 400 W・3000 rpm のモータなら、 です。このツールで計算した定格出力が、データシートの定格出力とほぼ同じなら、トルクと回転数の値を読み違えていないことの確認になります。